仕入トラブルで多いのは、お金とモノです。仕入代金の未払いや売り物にならないキズモノ、不良品が届いたなどですね。
ちいさなリラクゼーションサロンの商材仕入の多くは前払いの買取なので、未払いが発生することは少ないでしょう。そもそも仕入の未払いとは、業者側のリスクなので、仕入れを行うサロン側の注意は、支払い済みの商品がちゃんと納品されるか?ということになりますね。
まれですが、通常のショッピングと同じように、注文して代金を支払ったのに商品が届かないというトラブルは実際にあります。取引前に、業者が実際に活動しているかを把握しておきましょう。問い合わせの回答は早いか、ウェブサイトが定期的に更新されているか、特商法の表記に正しい情報が記載されているかは要チェックですよ。
取引する際は、下記の点に注意しましょう。
- 納品期日が守られるか
- 商品の種類 は正しいか
- 商品の数量は正しいか
- 商品に傷がついてないか
①の納品期日は、宅配業者の配達量がキャパオーバー気味なことから、配送遅延が多発しています。こうなると宅配業者のサポートに問い合わせても荷物が早まることは物理的に難しいですし、当然、仕入業者に問い合わせても解消することはありません。(※業者が配送指定日の間違ってる可能性もあります。)配達希望日や午前指定のある場合は、必ず余裕をもって発注しましょう。
注文商品が届いたら、 ②③④をまとめてチェックします。 種類と数量と商品の状態ですね。種類は品番や商品名、カラー、サイズなどあります。また、商品に売り物にならないほどの傷や不良がないかも確認しましょう。破損のある場合は、ほぼ配送時に発生していますので、宅配業者か業者に連絡します。
輸入品や手作り品、自然素材など、パッケージや本体に細かな傷や凹み、色ムラ、バラつきがあることは珍しくありません。すべてにクレームをつけると、業者側にも取引相手として歓迎されませんので、神経質な方はそれらのカテゴリー商材は避けるのが無難です。
納品後の確認はすぐに行い、問題がある場合は当日から翌日くらいには連絡をいれましょう。日数が経つほど、責任の所在が不明になります。たとえば、納品日から1週間以上経って破損の連絡を入れたとしても、それはサロン側の取り扱い中に破損したと思われることが普通です。実際にその責任を業者に押し付ける消費者もみえるようです。どんなときも早めの確認、早めの連絡を。
取引のトラブルを防ぐには契約書が必須です。ただし、ほとんどは双方の信頼関係で成り立っています。信頼できる業者を探すと同時に、信頼されるサロンになりましょう。
リラクゼーションサロンを経営されていれば、お客様から信頼していただけるように日々努力されてるはずですね。 この丁寧さは、お客様だけでなく、仕入業者に向けても実践しましょう。業者といっても必ず担当者がいます。よいパートナーだと思われるようになると、優先的に対応してもらえますよ。商売の基本は三方よしです。