リラクゼーションサロンで物販に取り組む理由は、ずばり売上アップです。
施術だけでは人員、時間的に限界があるため、魅力あるのが物販です。
しかし売上アップのための物販は、お客様不在の思考になりがちです。なぜなら、目標達成のためには、単価と利益率の両方が高い商材を選ぶほうが効率よいと決まってるからです。 物販で避けたい考えは、過去記事「サロン商材・物販のNG行為」でも軽く取り上げましたが、今回はもっと掘り下げてみましょう。
ひと昔前、エステサロンのお客様に、高額商品をローン契約させる強引なやり方が社会問題になりました。この原因はサロンオーナーの売上目標達成のみに偏った発想からくるものです。
また同じようにトラブルの多いネットワークビジネス系の商品も非常に近いものがあります。いくらその商品がよいモノだといっても、突き詰めるとサロンオーナーの興味はビジネスの仕組みにあるからです。今ではクーリングオフ制度の義務があるからとはいえ、絶対にお客様に大きな負担を負わせてはいけません。
お客様がご来店する理由は、効果が高いと思える施術、適正な料金、サロンの雰囲気、セラピストの想いや技術など、 リラクゼーションサロンのコンセプトに共感いただいたからです。すべての高額商品、ローン契約すべてを否定するということではありませんが、お客様のご来店の目的は、決して高額商品のローンを組むためではありません。
本来、数あるサロンのなかからお客様に選んでいただいたという事実は、とてもありがたいことなので、くれぐれも忘れないようお客様のための物販を行いたいですね。
サロン経営のために売上アップの物販を取り組むのは当然ですが、なによりサロンのお客様に喜んでいただける商材を取り扱いましょう。